公益社団法人 日本歯科先端技術研究所

日本歯科先端技術研究所

ご案内|ご挨拶/理事紹介

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会長 簗瀬 武史
(埼玉県)

2008年3月2日の総会にてご承認を賜り、4月1日より第5代会長の任に就かせていただきました。思い起こすと昭和62年から私の日先研人生が始まりました。口腔インプラント学をどこかで学びたいと思っていた、当時28才であった私は、(社)日本歯科先端技術研究所50時間コースを受講することとなりました。三嶋顕先生、榎本紘昭先生、松澤耕介先生が講師をされており、ブレードインプラントの症例、骨膜下インプラントの臨床例等、沢山の臨床例について、高名な先生方の御講義、また温かいお人柄に触れ感激したことを昨日のように思い出します。その当時駆け出しであり、訪れる患者さんに追われる日々を送っていた私にとって大変貴重な体験であると同時に目を丸くさせられた経験でした。その後に山根初代会長、上り口第2代会長、小室第3代会長とご面識を得て、インプラント学以外にも多くの診療哲学、人間学を学ばせていただきました。特に山根第4代会長の下では日先研の会務、組織の在り方、人生哲学など多くのことを学ばせていただきました。多くの会務を遂行しているとその正当性にかかわらず、多くの障害や誤解が生じますが、それを恐れていては組織の発展性が失われてしまいます。逆に正当性を錦の御旗にして十分なコンセンサスをとらずに会務を進めれば、組織の結束が失われてしまいます。今回、会務の舵取りを行うことになりますが、歴代の素晴らしい会長先生方からの学びを糧に会員の先生方の声に真摯に耳を傾け、会務を遂行していく所存です。


私は日先研に所属して20年になりますが、この組織に心から感謝しています。この組織は私に多くの学問、思い出、一生の師、多くの友人を与えてくれました。特に私の歯科医人生は入江靖雄元副会長との出会いなしに語ることはできません。入江先生は非常に厳格であり、先生のご指導のもと、多くの学会指導医、専門医を輩出されています。と同時に多大な業績を残され、臨床医としても常に正道の真ん中を歩む鬼手仏心の姿を我々後進の歯科医に教えてくださっています。また、富田達洋先生、志賀泰昭先生をはじめ多くの兄貴分、友人、弟分もできました。若かりし頃は、酒を呑み、口角から泡を吹き出しながら激しくインプラント談義をしたり、ヨットでの旅の楽しいひと時、時には激しい議論、説諭まさに体育会系日先研といったところでしょうか?時代の流れとはいうものの最近の 若い会員の先生方を見ていると、知的で上品な若者が増えて少し物足りなさを感じるほどです。いつの日か日先研を引退するときにはもっと素晴らしい思い出が増えているであろうと楽しみにしています。


また、日先研の会務に携わっていると、社団法人日本口腔インプラント学会の会務をお手伝いする機会も多くなりました。現在、本会の2委員会の委員、関東甲信越支部総務委員長、第38回学術大会事務局の任に就いていますが、インプラント学会も相浦洲吉先生はじめ関東甲信越支部のみならず全国の先生方との知己を得ることができました。学会の会務の後のお疲れさま会で酒が進み出すと皆だんだん饒舌になり、インプラント学、大学、臨床その話は尽きません。同じ仕事をやりとげる連帯感から生まれた友情と信頼は何者にも代えがたいものです。これらも日先研が私に与えてくれたものの一つかもしれません。


4月1日から2年間の私の任期が始まりましたが、今後5年間に現在の社団法人から公益法人への移行を行う大切な時期にかかわってきます。また、多様化する社会、歯科を取り巻く厳しい環境の中で日先研の存在が問われる時期でもあると思っています。学会指定研修115単位研修コースは盛況ですが、徐々に会員数は減少傾向にあり、また、研究機関として公益法人としても国民の医療と福祉の向上に貢献をすべくさらなる検討が必要となっています。歴代の会長先生がご努力されて作られた基盤の上に現在と未来を考えた日先研を再構築していかなければなりません。具体的には、会員の先生方と日先研本会と常に共通の認識・情報を共有するためにITシステムをさらに進化させリアルタイムでの情報伝達を行わなければなりません。また、会員の先生方が年間36,000円お支払いいただいている会費への十分な対価を考える必要もあります。我々は学術団体ですので、先生方の臨床・研究のお役に立つような学術情報をお伝えするための研修会の開催・研究事業も活発に行わなければなりません。厚生労働省認可法人としての資格であるインプラント認証医・認定医・指導医の普及のための教育研修、存続のためのあらたなスキームづくりにも取り組まなければなりません。と同時に学会資格である学会指導医・専門医の取得への支援も行い、日先研会員のスキルアップを図ろうと思っております。今から花を咲かせなければいけないこと、まだ発芽して苗の状態であり、大切に育成していかなければならない懸案事項など実行していかなければならないことは山積みです。


現在、奥森専務理事・江黒専務理事を中心として理事・委員の先生方が、診療時間や私生活を犠牲にして日先研のために検討作業をしてくださっております。私は、執行部と会員の先生方のご努力がいつか大きな花を咲かすことができると信じております。「会」は会員の先生方のものであり、なおかつ「会」は理事会で健全な議論とその上で決定した方向性で運営されるものであり、「会務」をお預かりし「会」と「会務」への全責任を負うのが会長の仕事であると思っております。なお、このたび内閣総理大臣より公益社団法人の認可を受け、2012年4月1日に 公益社団法人日本歯科先端技術研究所 として一歩を踏出しました。


全会員の先生方におかれましては「和を尊び、会則を順守し、日先研を守る心をお持ちいただき、国民の医療と福祉の向上のために歯科医療人としての誇りを持ち、会務への御協力を切にお願いする次第です。


末筆ながら、日先研会員の先生方の今後のご健勝を祈念させていただきます。

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